「劇的な昨夜」メッセージ(第6回:令和座)

寄稿「WORLD SURPRISING ART from JAPAN」


おんがくのじかんで催される、バーでの演劇ショーケース『劇的』

その第一弾の「劇的な昨夜」を、6つの個性豊かな劇団とお届けします☆彡

【公演詳細】

バーでのショーケース公演「劇的」vol.01 『劇的な昨夜』

2022年10月13日(木)ー16日(日)

@東京都 三鷹 おんがくのじかん

みなさん、はじめまして。プロデューサーの平井です

今回からは、インタビュー企画に続いて"団体からの寄稿"をご紹介していきます

第6回目の寄稿は令和座さんからお寄せいただきました


令和座は2019年5月1日に設立された新しい劇団です。

現在、日本国におきましては、劇団をつくるために法律やルールはなく、誰でも自由に劇団を創立することが可能です。

この自由さは、無限の可能性を内包し、世界に向けて驚くべきエネルギーを放出すると同時に、ひとつ間違えば短絡的な自己の野心を満たすだけの欲望の肉片として道端に転がります。

演劇とは古来、神々に向けて差し出す神聖なる表現でした。新しい劇団の使命として、今この時代、神とは如何なる概念であるべきかを追求し、観る者と観られる者との間で生まれる恐るべき価値観のぶつかり合い、すなわち劇的なる空間をを世界各国に向けて発信していきます。(劇団HPより)

この度、若き芸術団体が東京は三鷹にあるライブハウス「おんがくのじかん」に招集され「劇的な昨夜」と題された企画公演を実施する。我々、令和座関係者一同も、参戦する運びとなり恐るべき価値観の違いに戸惑いを感じつつも、運命の悪戯に心踊らされている。

  

令和座は『劇団員0名』が1つのコンセプトであり、団体としての何かシンボルがあるとするならば発起人である浅間伸一郎の劇作のみである。今回も20分弱の浅間戯曲のためにキャストが集められた。

毎公演、賛否両論を呼ぶ作風であり、その原因の1つに『何を伝えたいのか、何を楽しめば良いのか、わからない』という特徴がある。

それは即ち、世に出す商業作品としてみれば失敗作である。だが、楽しめる人には楽しめてしまう。非常にニッチでマイノリティな作風であると言わざるを得ない。

しかしながら、それは世に生まれた生き物たちも意味もメッセージもない存在なのであり、純粋無垢な現実讃歌であると言えよう。

だが本当に現実と同じで、意味も理由もないただの現象なのであろうか?

否。

そこには必ず意図する明確なテーマが隠されているのである。それらを如何にして演劇の醍醐味である『全身で味わう劇空間』として観客の感覚に叩きつけるかが表現者たちの腕の見せどころだと言って良い。

観客の皆様におかれましては、我々が創り上げる恐るべき劇空間に意味を見出し、明日を生きる道標として捉えて頂ければこれ幸いでありますが、創作の闇に溺れて死にいく魂の成れの果てを堪能してもらうことも我々にとって僥倖なのであります。

WORLD SURPRISING ART from JAPAN

-世界へ驚くべき芸術を-

令和座・関係者一同


◎作品情報◎

令和座「UNDER GROUND BAR」

~あらすじ~

BAR「グラマラス」は真夜中の2時にこっそり開店する小さな店。謎多きマスターが1人で経営している。今夜も怪しい客が2名やってくる。彼等は夜更けに何を求めて訪れるのだろうか。

~作・演出~

浅間伸一郎

~出演者~

おらんだ、ダーク横浜、碓井英司

~参加チーム・タイムテーブル~

βチーム

2022年10月

14日(金)19:00

15日(土)15:00

16日(日)19:00※

※終演後にアフタートーク有(約20分予定)

受付・開場は開演の20分前。

上演時間は約90分予定(1団体につき約20分の上演+OP演奏15分)。

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